詩×水彩画「桂川の白鷺」を描きました。真っ白で巨大で堂々とした白鷺って、美しいですね。
詩×水彩画「桂川の白鷺」
「桂川の白鷺」水彩
「桂川の白鷺」文 Sumiyo
渡月橋から見る白鷺は
いつも風に向かって立っている
晴れた日は長い時間あきずに
上流を見つめて立っている
台風がはじまる日
傘がへんなかたちに
折れ曲がって
雨粒が顔に
ぴちぴち当たって
人力車夫さんしかいなかったけど
橋まで歩いて見に行った
川はごごごと流れが速く
山から走ってくるみたい
でも白鷺は
流れに逆らい
風に吹かれて
やっぱり凛と立っていた
近くで見るとかなりでっかい白鷺
白鷺は川にいる鳥。
と思って
油断していたら
昨日、駅へ向かう道で
屋根の上から
いきなり現れ、
ばさっと
2羽、道を横切って飛び
水田に着陸しました。
あまりに大きいので
歩いていた人たちは
全員立ち止まりました。
去年は
スーパーに行こうとしたら
細い道の端に立っていて
そうっと
通り過ぎたのですが
人間に動じることなく
じっと立っていました。
自分の身長の半分くらいあったので
背が高いんですよね・・・。
青々とした稲と稲の間から
目の前で
いきなり飛び上がったときは
羽を広げていたので
さらに巨大で
真っ白なマント?!
とびっくりしたこともあります。
思った以上にでっかくて
真っ白の白鷺。
川にいても、
道にいても、
いつも堂々としていて
なんか、好きです。
水彩画家の永山裕子さんの個展で
デモンストレーションを
数時間見て、
なんだか急に
ふわーっとした絵が描きたくなり、
走って帰って描いたのが
この水彩画。
実際この光景を見たわけではなく
想像した風景です。