詩×水彩画「通り雨」を描きました。グリザイユ画法に初トライ!
水彩画「通り雨」
「通り雨」SumiyoⒸ2021
「通り雨」文 Sumiyo
ひとは「忘れる」という才能と
「忘れない」という才能を
両方持っている
だから
心が波立ったり、
凪になったり忙しいのだ
今日出会った
白い小鳥は
どちらも持っていないから
雨上がりの雲間からこぼれた光を
ただ気持ちよさそうに翼で掬う
ひとか、小鳥か。
どちらにせよ、
日々の出来事は
通り雨のように
行き過ぎれば
すべて過去になる
グリザイユ画法による「雨上がりの風景」レッスン
1年前から
ずっと試してみたかった。
グリザイユ画法。
いろいろ調べたら
透明水彩でも使えるということで
本を買ったりネットで調べて
トライしてみました。
モノトーン段階で
もっと墨絵みたいになるとイメージしていたけど
イマイチで
うーん・・・
と思いながら
色付けしていきました。
本やネットのアドバイスでは
おすすめの色まであったので
それに沿って丁寧に描いたら、
色がまったく気に入らず、
途中で太い平筆を持って
えーいっ
と、全面をアクアマリンで
塗りつぶしました。
そして洗ったり乾かしたりしてから
自己流で描き直しました。
なので正確に
これがグリザイユ画法の絵なのか
よくわかりませんが、
下地を作ると洗っても
全部落ちないから
深みが出る。
ということはよくわかりました。
はじめは
「雨上がりの風景」とは思わずに
描いていましたが
途中から
「通り雨」の過ぎた瞬間の風景なんだな・・・
それを描いているんだな、
ということに気が付いて
タイトルを「通り雨」にしました。