「春隣~HARUTONARI~」詩×水彩画

「春隣~HARUTONARI~」詩×水彩画を描きました。「春隣」とは俳句の季語です。

「春隣~HARUTONARI~」詩×水彩画

「春隣~HARUTONARI~」SumiyoⒸ2020

 

 

「春隣~HARUTONARI~」文 Sumiyo

細雪のむこうで

寒々と沈んでいた

墨絵のような山々に
色と香りが目覚めはじめた

穏やかな陽射しは

硝子戸を

ななめ45°で通過して
流れ込む

冬には必ず終わりがある

どんな場所にも

誰の心にも

ひとしく春は来る

 

「春隣」とは

俳句の冬の季語で
「はるどなり」ではなく
「はるとなり」と読むそうです。

冬が終わりに近づいて、春がもうすぐそこまで来ていること

を意味しています。

昨年末に「春隣」をテーマに描こう、
と決めました。

完成したのは3月。

ヒヤシンス球根の水栽培している
女の子が

まだ少し寒いけど
春を感じている、と
いうイメージです。

 

 

 

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