童話×色鉛筆画「やきいもつくろう」を描きました。落ち葉を集めた2匹のうさぎは上手に焼いもを作れるでしょうか?
童話×色鉛筆画「やきいもつくろう」
「やきいもつくろう」SumiyoⒸ2019
「やきいもつくろう」文 Sumiyo
ちいさい うさぎは
たくさん おちばを あつめました。
おおきい うさぎは
マッチと みずを よういしました。
あつめた おちばの うえに
ふたりぶんの おいもを のせて
さあて あとは
やきいもを つくるだけです。
でも、ちょっとまって。
「なんだか、へんな おと」
がさ、ごそ、ごそそ。
あつめた おちばの したで
おとが します。
「うわわ」
うさぎたちは おどろいて
あわてて おちばを どけました。
したから
にょこっと もぐらが 2ひき。
「ぼくらの おうちの いりぐちで
やきいも なんて、つくるなよ!」
もぐらの いえの げんかんが
おちばの したに あったのでした。
「ごめんね。もぐらくん」
ちいさいうさぎと
おおきいうさぎは
たとえ おちばを うごかしても
じめんには
あちこちに もぐらの いえが あることに
きづきました。
うさぎたちは おちばを きれいに かたづけると
おいもを かかえて かえります。
「オーブンでやきいもにしよう」
「オーブンでやきいもがいいね」
おわり
SumiyoⒸ2019