童話「こぶたのコプタ」シリーズ第一弾「いちごゆめ」を描きました。ぽよーんとしたおっとり子豚のキュートなコプタの日常を綴ります。
童話×水彩画「こぶたのコプタのいちごゆめ」
「こぶたのコプタのいちごゆめ」SumiyoⒸ2019
童話「こぶたのコプタのいちごゆめ」 作 Sumiyo
こぶたの コプタは いちごが だいすき。
でも、ひとつぶが ちっちゃすぎて
いつだって ものたりない。
「ゆめで いいから おなかいっぱい いちごが たべたいなー」
と、いっていたら
ゆめに おおきな いちごが でてきました。
コプタは おおよろこびで
かじりつきました。
じぶんと おんなじ くらいの
おおきさの いちごは たべても たべても
へりません。
「みんなにも おしえてあげよう!」
まわりを みわたすと
コプタよりも おおきな かぶとむしが
じっと にらんでいました。
「!?」
それから いつもは
ちいさいやつ、とバカにしていた
ハムスターも
コプタの 3ばいの おおきさです。
「えーっ」
いちごが おおきいのではなくて
コプタが ちいさく なったのでした。
「うえーん。ぼく かぶとむしに たべられちゃうの?」
そこで めがさめました。
コプタは そのひから
「いちごは いちごの おおきさ。
コプタは コプタのおおきさが いちばんさ」
と、こつぶの いちごでも まんぞくできるように
なりました。
おわり
SumiyoⒸ2019
こぶたのコプタのシリーズ開始!
童話×水彩画で
「こぶたのコプタ」シリーズを
すこうしづつ
描いていきたいと思います。
コプタの応援
どうぞよろしくおねがいします。