今年の京都の桜も素晴らしかったです。
「2024桜KYOTO」アクリル画
「2024桜KYOTO」2024ⒸSumiyo
嵐山へ、桜を見に行く
嵐山へは歩いても行けるのに、
ここ何年も、
ちゃんと桜を見なかったので
2024年は気合を入れて、
3分咲き、満開、桜吹雪を
見に行きました。
2012年秋から京都に住んでいますが、
翌2013年、初めて嵐山へ桜を見に
行ったときの感動をしみじみと
思い出しました。
あのとき、
嵐山の中之島公園の入り口で
目に入る風景のすべてで咲き乱れる
美しい桜を見て、どきどきしました。
「なんという幸福。こんなに幸せな気持ちになったのは初めて」
と思ったのです。
自然の中で暮らすと、
こんなにも幸せな気持ちになることを
木々の少ない関西の下町で育ち、
東京で長く暮らした自分が
はじめて知った瞬間だったかも
しれません。
たとえば、
避暑地リゾートやスキーなど
旅行先でも自然とは触れるのですが、
それとはまったく違うんですね。
窓を開けて、
「今朝は花のいい匂いがする・・・」
と思うことはそれがもうすでに
瞑想のひとつである、
と聞いたことがあります。
本当に、そういうことなのかもしれませんね。
人間は不思議です。
ただ、2013年に行った嵐山とは違い、
現在は都会から来た観光客、
外国人が渋谷のラッシュみたいに
ぎゅうぎゅうになっていて、
川沿いにはカフェができて、歩けないほど
人が並んでいて、コーヒーの匂いで
川底の苔の匂いが消されてしまっているので
だいぶん雰囲気は違いますが。
それにしても
桜と祇園祭と紅葉が近づくと
なんだかそわそわどきどきと
落ち着かなくなるのって
ちょっと
おもしろいですね。
アクリル画は駅の桜をスケッチして
それを見ながら描きました。
