春が近づいてきたので「春光」をアクリル絵の具で描きました。
「春光」アクリル画
「春光」2024ⒸSumiyo
『春光』
澄んだ心で
見上げた空は
いつも
清々しく
晴れている
なぜかチューリップ
春になるとなぜか
チューリップが描きたくなります。
2020年の春にも
チューリップを
透明水彩画で描いた。
すごく不思議なのだけれど
チューリップの花びらに
色を塗っていると
しんと静かな
祈るような気持ちになっている。
ものすごく昔、
「詩とメルヘン」という雑誌を
こっそり会社で読んでいたことがある。
そこに木蓮をテーマにした詩があった。
いまネットで検索しても、
それが誰のどんな詩だったのか
わからなかったけれど、
ラスト一文がずっと心に残っている。
記憶が古すぎて曖昧なので
正確ではないかもだけれど
「白い木蓮の花は祈りのかたちをしている」
というような文章だった。
チューリップの花もそういえば
結びし水の手の感じだなあと思いつつ描いた。
美しい音楽と合うと思った。
インスタに乗せるとき、
ソング・フォー・ザ・シークレット・ガーデン
という音楽をつけた。
初めて聴いたのはHAUSERのチェロ。
なんて美しい曲なんだろうと心が揺れた。
心が洗われるような
本当にきれいな旋律。
ただ、出だしの1小節が某テレビドラマの
主題曲に似ている・・・と思った。
作曲したのはずいぶん遠くの
外国の人なのだけれど
アジアのドラマを観たのかなあ？
と一瞬もやもやして
よく調べてみたら、
ソング・フォー・ザ・シークレット・ガーデンの曲は
20年も前に発売されていた。
ドラマの曲より
ずっとずーっと
古かったのでありました。
「こっちが先かいっ」
